
フロート階段(浮き階段)は、外構がスタイリッシュで洗練された印象になるとして人気があります。しかし、実際に取り入れるとなると「費用はどのくらいかかるの?」「費用が高くなりすぎるのでは?」と気になる方も多いでしょう。
フロート階段の施工費用は、使用する素材やデザイン、施工の難易度、土地の状態などによって大きく変動します。
また、選ぶ施工業者によっても価格が異なるため、適正価格を知ることが重要です。
この記事では、フロート階段の費用相場やコストに影響する要素、施工費用の内訳などについて詳しく解説します。
後悔しない外構を実現するために、最後までお読みいただき、ぜひ参考にしてください。
フロート階段の費用はどのくらい?相場をチェック!

フロート階段の設置を検討する際、費用がどのくらいかかるのかは気になるところでしょう。
一般的に、フロート階段の施工費用の相場は、1平方メートルあたり約36,000円〜100,000円と言われています。施工費用全体を見ると。数万円〜30万円ほどと幅広く、選ぶ素材やデザインによって大きく変わります。
通常の階段と比べると、およそ1.2〜2倍ほどの費用がかかると考えておきましょう。
たとえば、シンプルな直線型のコンクリート製であれば比較的安価に収まりますが、金属の手すりやタイルを取り入れたり、間接照明を設置したりとなると、費用は高くなりがちです。
フロート階段に間接照明を設置する場合、電気配線工事費用として約30,000円〜50,000円、照明器具1本あたり2,000円〜5,000円ほどかかります。
また、踏板の大きさや段数や、工事内容も費用に影響します。
地盤がしっかりしている場所では比較的スムーズにフロート階段を設置できますが、傾斜のある土地や地盤が弱い場所では基礎工事が必要です。そのため、追加工事分の費用がかかります。
フロート階段の費用に影響する要素
フロート階段の費用は一律ではなく、さまざまな要因によって変動します。
ここでは、特に影響の大きい4つのポイントを詳しく解説します。
素材の違い
一般的に、フロート階段に使用されることが多い素材は、コンクリートやタイルです。これらの素材は耐久性が高く、屋外での使用に適しています。
その中でも、コンクリート製は比較的コストを抑えやすいため人気が高いです。
タイルを貼る場合は、選ぶタイルの価格によって全体の費用が大きく変わります。
また、異なる素材を組み合わせたデザインも可能ですが、加工や取り付けが複雑になるため、その分コストが上がることを考慮しておきましょう。
デザイン・施工の難易度
フロート階段は、デザインによって施工の難易度が変わり、それが費用にも反映されます。
シンプルな直線型のフロート階段は比較的施工しやすく、費用も抑えやすいのが特徴です。
しかし、踏板の大きさや配置を変えたり、段差の間隔を特殊な設計にしたりする場合は、加工や取り付けが難しくなるため、その分のコストがかかります。
また、階段の支えとなる金属フレームの有無も費用に影響します。
完全に浮いて見えるデザインにするには、固定方法を工夫する必要があり、施工の手間が増えるため、費用が高くなることが多いです。
デザイン性を重視する場合は、施工の難易度とコストのバランスを考慮することが重要といえます。
土地の条件・基礎工事の必要性
フロート階段を設置する場所の地盤の状態や周囲の環境も、費用を左右するポイントです。
たとえば、地盤が安定している場所であれば、特別な補強工事をする必要がなく、比較的低コストで施工できます。
しかし、傾斜がある土地や地盤が弱い場所では、階段をしっかりと支えるための基礎工事が必要になり、追加費用が発生する可能性もあるでしょう。
また、設置するスペースが狭い場合や、高低差のある敷地に設置する場合は、作業のしやすさや機材の搬入方法によっても工事費が変わります。
施工環境によっては特殊な技術や追加作業が必要となり、全体のコストが上がる可能性があるため、事前にしっかり確認しておくことが重要です。
施工業者の選択
フロート階段の費用は、依頼する施工業者によっても大きく異なります。
経験豊富な業者であれば、仕上がりの美しさや耐久性を重視しながら施工してくれますが、技術力の高さに比例して施工費が高くなることもあります。
一方で、費用が安い業者に依頼すると、仕上がりにばらつきがあったり、十分な強度が確保できなかったりするリスクもあるため注意が必要です。
また、業者によっては設計・デザインから施工まで一貫して対応してくれる場合と、設計は別で施工のみを請け負う場合があります。
どこまで対応してもらえるかによっても費用が変わるため、見積もりを取る際には細かい点まで確認しましょう。
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フロート階段の施工費用の内訳

フロート階段の施工にかかる費用には、いくつかの種類があります。
単に「階段を作る」だけでなく、設計や素材、施工に関わる人件費など、さまざまなコストが発生するのです。
ここでは、フロート階段の施工にどんな費用がかかるのかを詳しく解説します。
設計・デザイン費用
フロート階段の安定性を保ちながら美しいデザインを実現するには、専門的な設計が必要です。
設計・デザイン費用は、どこまでオリジナリティを出すかによって変わります。
シンプルな直線型のデザインであれば費用は抑えられますが、特殊なデザインにすると、設計コストが上がることがあります。
また、階段の強度計算や安全性のチェックなど、見えない部分の設計にも費用がかかる点を考慮しておくべきでしょう。
施工業者が設計まで対応している場合は、その費用が施工費に含まれることもあります。
一方で、外部のデザイナーや建築士に依頼する場合は、別途設計料がかかるため、事前に確認するとよいでしょう。
材料費
フロート階段の材料費は、使用する素材の種類や商品によって大きく変動します。
踏板にコンクリートを使うと、比較的コストを抑えやすいので、フロート階段を低価格で採用したい場合はおすすめです。
また、手すりの有無によっても費用は変わります。フロート階段はデザイン性を重視することが多いため、ガラスやアイアン製のスタイリッシュな手すりが好まれますが、こうした素材はコストがかかる傾向があります。
さらに、基礎部分の材料も忘れてはいけません。
地盤の状態によっては、コンクリート基礎をしっかり作る必要があり、その分の費用がかかることもあります。
施工費
フロート階段の施工費は、職人の技術料や施工期間によって決まります。
一般的な階段と違い、フロート階段は構造が特殊なため、設置には高い技術力が求められます。
施工の難易度が高い場合や、複雑なデザインの場合は、職人の手間が増える分、施工費が高くなるでしょう。
また、施工にかかる期間もコストに影響します。
たとえば、短期間で仕上げるために職人を増やしたり、夜間作業を行ったりすると、人件費が増加することがあります。
逆に、工期に余裕をもって依頼できる場合は、費用を抑えられることもあるため、スケジュール調整も重要なポイントです。
追加オプションの費用
フロート階段は、デザイン性を重視することが多いため、さまざまなオプションを加えることで、よりおしゃれな空間を演出できます。
ただし、その分コストも増えるため、必要なものを見極めることが大切です。
たとえば、階段の下に間接照明を設置すると、夜間も美しく映えるデザインになります。
しかし、照明の種類や配線工事の内容によって、追加費用が発生するケースも多いです。
また、踏板の表面に滑り止め加工を施すことも可能ですが、これもオプションとして別途料金がかかる場合があります。
他にも、手すりのデザインにこだわったり、耐久性を向上させるための塗装を施したりすると、オプション費用が加算されることも。こうした追加費用をあらかじめ想定しておくことで、予算オーバーを防ぐことができます。
信頼できる施工業者を適正価格で選ぶには
理想のフロート階段や外構を実現するには、信頼できる業者を適正価格で選ぶことが重要です。
費用が安いからといって安易に決めると、仕上がりのクオリティが低かったり、耐久性に問題が生じたりするリスクがあります。
一方で、高すぎる価格設定の業者に依頼すると、不要なコストを支払うことになりかねません。
まず、複数の業者に相見積もりを依頼し、費用の相場を把握しましょう。
見積もりを比較する際は、単に価格だけでなく、施工内容や使用する材料、保証の有無などもチェックすることが大切です。
次に、実績や口コミを確認します。
過去の施工例を見せてもらうことで、その業者のデザインや仕上がりの品質を確認できます。
また、施工後のメンテナンスやアフターサービスの対応についても、事前に確認しておくと安心です。
さらに、業者と打ち合わせをする際は、希望するデザインや予算について具体的に相談してみましょう。
こちらの要望をしっかり聞き、適切な提案をしてくれる業者であれば、信頼して任せられる可能性が高いです。
慎重に業者を選ぶことで、納得のいく価格で理想のフロート階段を作ることができます。
外構づくりで後悔しないために、時間をかけてじっくりと比較検討しましょう。
まとめ
フロート階段は、シンプルで洗練されたデザインが魅力の外構設備ですが、施工費用はさまざまな要因によって大きく変動します。
そのため、予算計画・スケジュールなども含め、事前にしっかりと計画を立てることが大切です。
さらに、施工費用の内訳を理解し、適正価格で施工してくれる業者を選ぶことも重要なポイントといえます。
フロート階段の設置を検討している場合は、まずは信頼できる外構・エクステリア業者に相談し、希望のデザインや予算について相談してみましょう。
経験豊富なプロに依頼することで、デザイン性と安全性を両立した理想のフロート階段を実現できます。
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